世界遺産の島 屋久島

ロッドのことで問合せをくれたことをきっかけに屋久島出身のN君と知合い
屋久島の釣りのことをより詳しく知ることとなった。
N君はまだ二十歳の若者だが幼少の頃より磯釣りをし、
中学生の頃よりジギングもしているというなかなかの釣り経験の持ち主。
そんな彼のお誘いで屋久島でのジギングを体験できることになった。
紹介していただいたのは一湊港の「ふじよし丸」さん。
時期的にまだ水温が下がりきらないためカンパチの活性はさほど高くないと思われる。
N君の話では島在住のジギング仲間は浅い場所しか攻めないらしいので、
試しにディープを攻めてみようというと提案であった…。



この時も例に漏れず時化気味のコンディション…。
口永良部周辺海域のポイントを目指すが、釣り可能な
ポイントは制限されそうである。

100m前後のポイントから徐々に深いポイントを叩いていく…
チビキやシビ、チビカンパチなどがパラパラと釣れるがチョッと物足りない…。
そこで船長にお願いして200m前後のポイントに入っていただく。
船長は普段アラやメダイの漁を行っている為、200m以上のポイントにも精通しているが
ジギングで攻めるのは初めてのようで、釣れるのかは半信半疑の様子。
この時期(11月中旬)は秋太郎(芭蕉カジキ)の漁をしているそうで、
「注意して見ていれば姿がみれるかも」と言っていた。

200m前後のポイントでも潮が動かず、アタってくるのはチビキ系のみ…。
そんな中、いっしょに釣っていたN君のナムジグ350gに大きなアタリが!!
ロッド(SP80ベイト)を大きく曲げ、起こすことも出来ないで耐えていると…
数分で残念ながらフックが外れてしまった。
横で見ていた感じではかなりデカイ様子だったので残念…。

その後はボクが烈風でスロージャークの研究をしているとき(200m前後)にコツコツと絡んでくるようなアタリがあり
誘っては落とし、アタるけど乗らずまた誘って…を繰り返し、ようやくフッキングに成功!
充分な重量を感じ、「デカイよ〜!」と追い合わせをした瞬間ブツッという感触とともに軽くなってしまった…。
その後の誘いには反応しなかったので、回収してみるとフックが切れてなくなっていた…。(シーハンター20号を使用)
その時はあまりにあっさりと切れたのと、細かい擦り傷がジグとリーダーについていたので
鮫だろうと思ったが、後にLotsOfArtの有尾氏に仲間が芭蕉カジキを釣った時の話を聞いて
「んっ?」と屋久島での出来事を思い出した…。鮫にしては歯形が全くなかったことやアタリかたなど…。
そして、船長の芭蕉カジキが多いという言葉から判断すると…、もしかするとバショウだったのかな?と感じている。

深場でのアタリも遠のき、N君がキャスティングでGTを狙いたいという希望もあったので
島周りのシャローエリアへ…
N君がキャスティングしている間にボクは根魚狙いでインチクを落とす♪
すぐにアタリがありアカジョウ(バラハタ?)やメバル(アカハタ?)ヤガラなどが釣れる。
インチク対応カスタム用ブランクを使用したテストロッドを使ってみたが、
LLサイズまで充分対応でき遠征五目に使用すれば面白い感じに仕上がった。
夏までにもう少し遠征でテストしてみたい。


N君とチビキ(オオクチハマダイ?)水深200mにて


本命が釣れないので
終わってみれば画像がない…
いつものことですね…


いつも決まって時化の海…この時も1日だけの出船でした。
で、他の日は磯へ行ったり、山へ行ったりと楽しんでまいりました〜♪


磯でも釣りますね〜。
強風&かなりの波があるんですけど…。




良型のフエフキ。
崖のような磯を魚を掛けたままピョンピョンと降りて行き、
魚を持って上がってくる姿は「猿?」
いや…現地民には敵いませんね…。
年のせいではないはず…?

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